膝を微妙に開閉


膝を微妙に開閉

今日子は両膝を支点に、手を腿の上に置いて上下動を始めた。

 

ゆっくりと。

 

目を閉じ、あの男の顔を思い浮かべる。

 

(私をいいように狂わせたアイツ。

 

今日は地べたに組み伏せて、逆に狂わせてやるわ)

 

それでも、甘い性感が確実に血管の中を巡り始める。

 

手が自然と上の方へ、乳房の方へ這っていく。

 

(もっと暴れてもいいのよ、私の中で)

 

心の中ではそう呼びかけながらも、悩ましい腰の動きを早めていくのは、今日子自身だった。

 

凶暴になりきれないという点ではまだ幼い男根だが、その熱さは、女体を灼くのに十分だ。

 

熟女は、小さな頂に達してブルルッと身を震わせた。

 

(さあ、もっとして。

 

もっと激しくして)

 

今日子は、ボレロを脱いで芝生の上に投げた。

 

ワンピースのフレンチスリーブから伸びる汗ばんだ白い腕が眩しい。

 

少年の未熟な体に騎乗する今日子は、躯を右に倒して手を地面に付けた。

 

傾いた姿勢でムスコの抽送の角度を変える。

 

さらに少しグラインドを加える。

 

少年の激しい息づかいが一瞬止まる。

 

頭をのけぞり加減にして、童貞を犯される恥辱に耐えている。

 

(甘いわよ。

 

女をこんなものだと思ったら、大間違いよ)

 

今日子は膝を微妙に開閉しながら、リズミカルに腰を回す。

 

しかし、肉の快楽は、苦痛とない交ぜになって少年の体をとらえている。

 

今日子は左手で自分の頸部を掴んだ。

 

軽い窒息感を感じると、下半身もそれに呼応して筋肉が収縮する。

 

蜜壁は容赦なく未熟な肉棒を締め付けた。

 

「ひ、あぁ」

 

犯される少年が思わず叫んだ。

 

五体がバラバラになってしまうような感覚が襲ってくる。

 

この仕置きは、どうなって終わるのだろうか。

 

計り知れぬ怖さに気が狂いそうになる。

 

(降参ね。降参しなさい。さあ、早く)

 

抽送のスピードが一段と増し、交合する男女の周囲の空気までが激しく振動した。

 

それも束の間。

 

ピュ、ピュルピュル……ド、ドク、ドッピュ、ピュルルルル……


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