中絶の実情
中絶の実情
精神的にも肉体的にも、人工妊娠中絶で傷つくのは、いつも女性です。
それでも減らないのは悲しい現実ですね。
しかも、データを見れば以外な数字が見えてきます。
私は気をつけているから大丈夫などと思わず、もう一度、中絶と避妊について考えてみませんか。
10代より多い30代の中絶
人工妊娠中絶なんて、若い女の子たちの問題だと思っていませんか?
厚生省の調査による年代別の中絶件数を見てみると、実は10代よりも30代の女性の方が圧倒的に多いのがよくわかります。
40歳以上の女性もかなりの数(40?45歳で2万5000件以上)にのぼっています。
人工妊娠中絶は、妊娠する可能性がある体である限り、どの年代の女性にとっても大きな問題なのです。
中絶の割合が高い40歳代以上の女性
全妊娠数に対する中絶件数の割合を見ると20歳未満と40歳以上が高くなっています。
つまり、この年代が最も「思わぬ妊娠」「予想しなかった妊娠」をしてしまう確立が高いのだといえるでしょう。
特に40歳以上の方は、経済的・体力的などの理由により3人目・4人目を中絶せざるを得ないケースが多いようです。